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サバ缶を宇宙食にした高校が福井県にある?!どこで買えるか調べてみた

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サバ缶ってそのままでもおかずになるし、味噌汁に入れるだけで豪華な味噌汁になるし、保存も長期にできて万能ですよね。そのサバ缶を宇宙食にした高校生たちがいるんです。

しかも、長い年月をかけて生徒から生徒へバトンのように受け継がれて開発にいたったそうです。

「どんな風に開発されたの?」「どこで購入できるの?」

など気になったので調べてみました。

サバ缶を宇宙食にした福井県の高校

サバ缶を宇宙食にしたのは福井県の若狭高等学校

若狭高等学校がある福井県小浜(おばま)市は京都から車で2時間ほどの福井県南西部に位置しています。

日本海側唯一のリアス海岸「若狭湾」からは、四季折々の海の幸が水揚げされます。 また、国宝明通寺をはじめ、数多くの神社仏閣、仏像が点在していることから「海のある奈良」と言われているそう。

小浜市はソフトバレーボール発祥の地なんですって!
>>小浜市周辺の観光スポットを見てみる(旅ノート)

高校生と開発したのは小坂康之先生

高校生とともにサバ缶を宇宙食にするため奮闘した小坂康之先生は福井県立若狭高等学校の海洋科学科の先生です。

2001年4月から福井県立小浜水産高等学校(現在の若狭高等高校)に赴任。勤務をしながら博士号(福井県立大学生物資源学)取得され2019年教職修士(福井大学)へ。「楽しいから学ぶんだ!」をモットーに海の教育・学習に取り組まれています。趣味は、ダイビングとへしこづくりと本当に海が大好きなよう。

水産海洋教育への強い思いから、縁もゆかりもない福井での教員生活を選んだそうですが当時の小浜水産高校は福井県で最も荒れている教育困難校だったようで小坂先生も苦労されたのだとか。

フレンドリーに接してみたり体育会系に接してみたりと試行錯誤し、生徒と歩み寄りをはかったなんてお話を聞いた時は、どんなすごい人でも悩んだり葛藤したりしながら生きているんだな、と人間味を感じました。

サバ缶が宇宙食になるまで

サバ缶が宇宙食となるまで、何と13年!代々先輩から後輩へとプロジェクトは引き継がれました。その目標が達成されるまで生徒たちの活動を見守ってきたのが、小坂康之先生なのです。

小浜水産高校時代(現若狭高校)に併設されたサバ缶製造の実習工場では、年間1万個ほどのサバ缶が製造されていました。その授業の一環として、2006年に衛生管理の世界基準であるHACCP(ハサップ)を取得。

小坂先生がHACCPはもともと米国航空宇宙局(NASA)が宇宙食など、食の安全のために開発した衛生基準であることを伝えました。すると、生徒から「それなら自分たちのサバ缶も宇宙に行けるんじゃ?」と声が上がり宇宙食への挑戦が始まったのです。

そして色々な人たちから協力を得て、数多くの問題を1つずつクリアし、2018年11月、ついに若狭高校のサバ缶はJAXAから宇宙日本食に認証されました。高校生がつくった宇宙日本食は他に例がないのでとても話題に。

たくさんの人の思いが集まって、大きな事を成し遂げたんですね。

どこで購入できる?

現在、宇宙食のサバ缶は道の駅「若狭おばま」で購入できます。

税込2,000円で1人2缶まで、とのこと。

大人気なので売り切れ必須です。

また、地元に行くと魚屋さんなどでも購入できるそう。

宇宙食のサバ缶を地上用へ改良したものはふるさと納税や楽天市場からも購入可能です。
>>楽天の若狭宇宙サバ缶(地球食)を見てみる。

書籍「宇宙食になったサバ缶」は読書感想文にもオススメ

高校生と先生のお話が本にもなっています。

小学生でも読みやすくなっており2023年の読書感想文にぜひ、お子さんにオススメしてください。

実際にあったお話で、成功するまでの困難を乗り越えるための努力などがわかりやすいと思います。

野口宇宙飛行士も宇宙食にサバ缶持参

JAXAから認証された宇宙日本食は、国際宇宙ステーションに搭乗する国内外の宇宙飛行士に提供できるのだそう。

野口宇宙飛行士も実際に宇宙飛行に持参しています。そして福井県の若狭高校海洋科学科が12年をかけて研究開発した「サバ醤油味付け缶詰」が仲間にもとても好評だったと紹介。

高校生たちの努力の賜物、サバ缶と野口さんのコラボ動画です。

まとめ

宇宙食をサバ缶にした高校のお話でした。

私が高校生の時は何も考えずにのほほんと過ごしていたな…

こんなドラマのようなお話がお隣の県で本当にあったなんて。なんだか私のモチベーションも上がりました!!

いつかドラマになったら面白そうなスケールの大きい素敵なお話です。